VOICE

第一酒造株式会社 様(業態:造り酒屋)

クライアント名
第一酒造株式会社 様
制作物
開華「純米酒」「純米吟醸」 商品ラベル
ミッション
既存商品のデザインリニューアル
インタビューを受けてくださった方
第一酒造(株)
営業課長
相良氏

「競合商品と比べても『デザイン性が高い』と感じます。
それが自社商品であるというのは、とても誇らしく感じます。」

なぜ今回SpearMintに依頼しましたか?

ご縁ですよね。
以前、弊社主催の試飲会を開催した時がありました。そこで、SpearMintさんとオフィスをシェアされている、U建築工房の丸山さんと出会いました。その後丸山さんに、弊社の店舗改装の相談をしにオフィスに伺ったところ、SpearMintの鶴見さんがいました(笑)。同時期に私は、開華の「純米酒」と「純米吟醸」のラベルデザイン変更の案件も担当していました。
それまで、印刷会社さんにデザインごとお願いしていましたが、デザイナーさんにラベルデザインを依頼することがありませんでした。なので、兼ねてからデザイナーさんに作ってもらいたいというのがありました。それに加え、地元の人に作ってもらいたい という気持ちもありました。 「人とのつながり、縁」を大切にしたいと思っていたので、この度依頼に踏み切りました。

インタビューに応じる相良氏
初回プレゼンを受けてどう思いましたか?

初めてデザイナーさんに依頼するというのもあり、どんな案が出てくるのか、初回提案日まで正直不安でした(笑)。ですが、初めてデザイナーさんのプレゼンを受け、素晴らしいと思いました。人に何かを伝えるために、デザインは重要だとは思っていましたが、それを形にするには、技術や能力が無いとできないことなのだと、痛感しました。
それと、社長がどう判断するだろうか。などの社内的な不安もありましたが、社長の反応も良く「デザイナーさんは違うね!」という感じでした。
それと、今回依頼した「純米酒」と「純米吟醸」以外のラインナップである、「本醸造」との関係を意識したデザイン案を提案してくださったことが、新鮮だと思いました。改めて自社の商品の魅力に気づくこともできました。

初回デザイン案
最終的に出来上がったデザインへの感想をお聞かせください。

感動しましたよ!
スーパーなど行ってこの商品が並んでいるところを見ると、 競合商品と比べても「デザイン性が高い」と感じます。それが自社商品であるというのは、とても誇らしく感じます。

SpearMintにして良かったと思う点をお聞かせください。

ざっくばらんに話せる点ですね。私より少し歳下というのもあったと思いますが、とても話しやすかったです。
依頼にはなかった裏ラベルの内容まで提案をして頂いた点は、他のスタッフも喜んでいました。
私の予想以上のものを作ってくれたと思っています!

周りからの評判についてお聞かせください。

コロナウイルス感染症の影響もあり、リニューアル前後での売り上げの良し悪しについては、正直まだわかりません。ただ、問屋さんを始め、評判は良いですよ。特に、問屋さんは売り上げを左右するラベルに厳しく、時として意見をくださる場合がありますが、そういうのも全くありませんでした。
ラベルが変わったことについて肯定的な人もいれば、否定的な人もいると思います。ですが、話題になることが重要だと思っています。それが、ラベルを変える意義の一つでもありました。そういう点でも今回、SpearMintさんにお願いして良かったと思います。

SpearMintから

本醸造酒から純米大吟醸まで、開華ブランドだけでも20種以上の商品を製造されている第一酒造様。この度デザインさせて頂いた「純米酒」「純米吟醸」は、第一酒造様にとってのフラッグシップラインに位置づけられます。
オーダーとしては、この2種の「デザインリニューアル」でした。ただ単独でデザインを変えればいいものではなく、他の開華ブランドの商品との関係性などを意識した上で商品を「リブランド」する必要があると考えました。
開華の他の商品も含め、それぞれがどのような販路で、どのような人が買うのかなど、クライアントへ細かくヒアリングしました。ヒアリングによって、この商品はスーパーマーケットやコンビニなどでも販売され、露出が多いことがわかりました。そして、純米酒ということもあり、醸造酒より上級品であることも。またなにより開華のフラッグシップ商品であること。
そのような販路や、商品の特性が充分に活きるよう、「キャッチーだけども、品があり、普段飲みとしてもギフトとしても利用できる商品」としてデザインを開発させて頂きました。

第一酒造(株)の相良さま、インタビューにお付き合い頂きありがとうござました!